2016年5月22日日曜日

【No. 21】 パピーは広野を目指す!



 産箱入口にエントランスホールを増設してオシッコシートを敷き詰めたのは5月16日。それから3日目の朝。パピー達が次々と居住区域である産箱を出てシッコ場にしゃがみ始めた。これが、記念すべき最初の一斉オシッコタイムの始まりであった。これが、先祖から受け継いだ排泄時には巣穴を出て広野を目指すの初めての表出だった。

>ケージ内のトイレで用を足さなくなった!

 なんて悩みはよく聞く。

1、仔犬は、目覚めたらベッドルームからリビング、そしてエントランスホールを目指す。
2、そして、エントランスホールに達したら、その一角のトイレ場で用を足す。

 このように、生後19日目の仔犬だって、ベッドルームで用を足すのは危険だってことを知っている。居住区の外に出て用を足すことを知っている。それが、彼らの習性が見せる凄技なのである。

 私が思うに、<1畳の居住区+0.75畳のトイレ場>という生活スペースを用意してやれば、迎えた仔犬は飼い主の期待を裏切らないであろう。もちろん、パピーの委託式で説明があるようにリビングフリー+ハウス(クレート)+トイレ場(0.75畳)というのが理想である。

 周知のように、PW(パピーウォーカー)宅での暮らしは前述の通り。ママ犬デイジー号の仔犬達に待っているのは、それ以外の何ものでもない。だから、水色ちゃんも、黄ちゃんもみんな、刑務所の独房暮らしはしない。

 刑務所の独房暮らしを強いられる仔犬達が減ることは私のささやかな願いの一つである。広野で出すを知る犬達の行動と権利の拡大が私のささやかな願いの一つである。
※0.75畳のトイレ場:スーパーワイド2枚分の大きさ。先日に産室を拡張した広さに一致。つまりは、エントランスホールと同じ面積だってこと。なお、我が家が預かったパピーが利用したトイレサークルも0.75畳である。
※まるで刑務所の独房:そもそも、寝床がトイレと同一空間内で隣接しているといった環境は、人間の世界ならどこに存在するでしょうか?そう、刑務所の独房です。(「うまくいく イヌのしつけの科学」西川文二著 56頁)

▲トイレサークルの大きさ=スーパーワイド×2

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