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2016年6月25日土曜日

【No. 50】 E胎、巣立ちへの53日間!



▲収録した写真の数々

デイジーの子供達(E胎)の53日間の写真による記録。

元来がカメラの趣味を持ち合わせていないので撮影数も僅か。
だから、それぞれに10数枚を収録できたに過ぎません。
でも、パピー達のキュートさに胸キュンとなるには十分です。

【DVDに収録した4つの動画】

▲ママ犬日誌No.1:生後2日目

▲ママ犬日誌No.34:離乳食


▲ママ犬日誌No.37:5週齡目前

▲ママ犬日誌No.49:ぼくら候補生


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「夜中に鳴いても無視すべし!」は暴論の極み!

▲最後の日を迎えたパピー達

私らは、パピーウォーカーを5回経験しています。それによれば

>9週齢を迎えるまではパピーの近くで寝るべし!
>でないと、朝にウンチまみれ、シッコまみれのパピーを発見する!

が教訓です。

1、パピーが夜中に鳴いても心を鬼にして無視すべし!
2、パピーが夜中に鳴いたら迷わず下の世話をすべし!

 世の中には、この2説があります。既に18年の犬飼い経験を有していた私らは、迷わずに後者の立場。その結果、一度も夜鳴きするパピーを作りませんでした。夜中に僅か30分だけの下の世話-それをやれば、その後はパピーはグッスリと朝まで寝たものです。

 さて、この度、繁殖ボランティアを体験することで「パピーが夜中に鳴いても心を鬼にして無視すべし!」は暴論であることがよーく判りました。なぜなら、彼らの睡眠時間の統計値は「幼犬が夜通し寝続けることはない」-そのことをはっきりと示したからです。

 次の、グラフが彼らの睡眠時間のこれからの推移予想です。

▲睡眠時間推移グラフ

 それによると、彼らが朝まで7時間を超えて寝てくれるのは早くても9週齢の最後の日です。6時間前後寝るようになるのも9週齢を迎えてからです。つまり、8週齢までの幼犬は、まだまだ、夜通し寝る体も出来ていないし、その習慣もないということです。彼ら幼犬は、まだまだ、夜中に一度は排泄するということです。

 なお、デイジーの子供達が遊び疲れて寝たのは深夜の2時半過ぎ。そして、起床したのは朝の5時半です。昨晩も睡眠時間推移グラフに一致した夜の過ごし方でした。

PS、粗相ゼロが38時間継続!

 昨夜で私の最後の当番が終わりました。また、嬉しいことに(今日は)粗相することもなく朝を迎えてくれました。今回は38時間が経過したところで痛恨のミス。でも、24時間パーフェクトゼロ達成に次ぐ快挙です。そのことはさておき、彼らの相次ぐ快挙は、彼らの排泄サイクルを知って対応すればウンチシッコまみれなんて悲劇は簡単に回避できることを示しています。

 「『夜中に鳴いても無視すべし!』は暴論の極み!」の記事をもって、委託式前の最後の投稿とします。

 間に合うかなー・・・。委託式で渡すDVDの作成が・・・。

2016年6月23日木曜日

祝、24時間パーフェクトゼロ達成!

▲「そんなの関係ねー!」とお昼寝中のパピー達

 パピールームにトイレサークルを設置したのが生後35日目。パピールームからトイレトレーを撤収して完全なサークル方式に移行したのが生後41日目。そして、生後52日目の今日の午後3:00、デイジー号のパピー達は24時間パーフェクトゼロを達成した。

06/20…粗相回数2回
06/21…粗相回数2回
06/22…粗相回数2回 ※5頭全部の粗相合計数

 5頭のパピー達は、代わる代わるに粗相ゼロを達成するも全頭揃ってのパーフェクトゼロは未達。残すところ明日と明後日の二日となって、「やはり、夢のパーフェクトゼロは無理なのか!」と諦めかけていた。すると、彼らは、「それほど望むのならやっちゃるよ!」とばかりにパーフェクトゼロを達成した。

 彼らの中の1、2頭は、生後35日目から36日目にかけて2日連続でパーフェクトゼロを達成している。その後、各頭1、2回の失敗で推移。が、パピールームの最終拡張に伴ってサークル方式を中止したのをキッカケに粗相回数が増えた。止むなく、サークル方式に戻して仕切り直し。数日後に粗相が激減して合計回数2回ステージに移行。そして、今日である。

 色々あったが、生後6週齢のパピーもトイレ作法を習得する!-彼らは、そのことを実証したのである。

 偉い!偉い!偉い!

PS、オシッコごっことマル秘作戦

 生後35日にトイレサークルを設置。当然にパピー達は次々と同サークルで用を足す。だが、問題は、その後である。「僕、ちゃんと用を足したよ!褒めて!褒めて!」と私の元に駆け寄ってくる「オシッコごっこ」が出現しなければ、作法の強い定着は困難である。そこで、生後35日~37日目の3日間限定でオシッコごっこ創出作戦を展開することにした。その作戦とは、「褒めて!褒めて!」と駆け寄ったパピーには腕に塗ったシロップをペロペロさせるというもの。この別名シロップ買収作戦は、効果覿面であった。トイレサークルで用を足したパピーは一目散に私の元に駆け寄るようになった。生後38日目からはシロップなし。駆け寄ったパピーを徹底的に褒めてほめあげるのみ。

>1秒以内に褒めないと意味がない。

なんて説もある。しかし、経験では、必ずしもそうではない。21年前に初めて飼ったシベリアン・ハスキーも、このような「オシッコごっこ」で2時間でトイレ作法を覚えた。そして、トイレに駆け込んで用を足す真似をしては「褒めて!褒めて!」と駆け寄ったものである。「用を足して数秒後に褒める」-それでも、十分に効果がある。と、私は思っている。

 なお、シロップを利用するというのは、21年前にハスキーを飼うにあたって購入したイアン・M・チルダー女史監修のVHSビデオ「ベスト・ドッグ・オーナーズ」で知った手である。


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2016年6月22日水曜日

【ママ犬日誌 生後10日目】 ハイハイの日もあった!



まだまだ、目も見えず耳も聞こえない生後10日目。
足も立たないのでハイハイで動き回っています。
そして、ママ犬が発する体熱を頼りにオッパイを飲んでいます。

今日、写真と動画を整理していたら・・・。
ズルズルと這い回るパピーの記録を発見。
「ああ、こんな日もあったのか!」と。
そして、「過ぎにし日々は走馬灯」の世界に。

2016年6月20日月曜日

ついに、粗相ゼロ実現の秘策を発見!?

▲安心・集中環境だと失敗しないパピー達

>犬にちゃんと用を足させるには気配を消すことです。
>犬が安心して排泄に集中できる環境に置くことです。

 昨日、日本盲導犬協会理事で育成統括責任者の多和田悟氏がTV番組の中でこのように語っていた。そして、実際に、盲導犬訓練士さんが気配を消すことで排泄を上手に促す様を放映。

>なーるほど!合点だ!
>粗相ゼロの秘策は、気配断ちにありか!

 私の頭は簡単構造で影響を受けやすい。そこで、早速、昨日からパピールームにいる時は座禅を組んで気配を断ち、かつ、「ワンツウ」の掛け声も中止することにした。首尾よく用を足した時のみ、静かに「グッド!グッド!」と褒めるやり方に切り替えた。結果、その後の24時間での粗相回数は僅か2回に激減した。

1回目・・・音の鳴る缶を放り込む稟性チェックの最中に思わずシャー。
2回目・・・トイレサークルに先客2頭がいたのでサークル横でシャー。

 どちらの失敗も粗相と呼ぶには忍びないそれだった。なお、彼らの名誉のために強調しておけば、少なくとも3頭は粗相ゼロを達成している。6週齡のパピーとしては「偉い!」と言う他はない。

 つまりは、《安心して排泄に集中できる環境作り》こそが粗相ゼロ実現の秘策だったのである。しかし、どうしても5頭もいれば、トイレサークルが混雑することもある。だから、一日に2、3回の粗相はある意味で止むを得ないのかもしれない。それにして、「気配断ち」がこれほどの結果をもたらすとは・・・。

 パピーがトイレサークルに入っても気配を断って見守るのみ。決して、「ワンツウ」の声掛けはしない。そして、(終わるのを待って)背中にクリームを塗るように撫でながら静かに「グッド!グッド!」。

 なお、気配断ちにはもう一つの効果があった。それは、パピーの甘噛み攻撃と飛びつき攻撃を封じるというもの。どれだけパピー達が私に群がってガウガウしても私は完全無言、完全無抵抗で微動だにせず。そうすると、パピー達はやがてガウガウを止めて、チェッ、面白くねーや!と散っていくのだった。

>気配を断っている人間は犬を引き寄せる匂いを出しません。
>だから、こちらが気配を断って無視すれば犬も無視しますよ。

 TV番組の中で多和田氏は、このような一言も。24時間の実践を通じて「気配断ちか!なーるほどなー!」と心底納得・感心している私である。

教訓、気配を断っても去ることなかれ!

 彼らのシッコ・ウンチタイムは4時間間隔で30分。一日に6回前後。粗相回数=2に安心して、その内の2回だけパピールーム内での座禅と「グッド!グッド!」を中止。すると、ものの見事に1回づつ失敗された。で、連日の粗相回数=2となった。一頭を褒めれば、「私も!」と続く。このシッコごっこの監督はまだまだ必要なパピー達である。

2016年6月19日日曜日

【No. 49】 ああ、ぼくら候補生!




一緒に遊んだ 滑り台
独りで遊んだ 揺り木馬
ああ ぼくら候補生 君に
寄り添い 夢見れば
甘く匂うよ 幸せが

咬んだ日もある 咬まれたことも
思い出すだろ なつかしく
ああ ぼくら候補生 たとえ
道はそれぞれ 別れても
きっと掴もう 幸せを

残り少ない 日数が過ぎて
胸が高鳴る 委託式
ああ ぼくら候補生 たとえ
離れ離れに なろうとも
兄弟姉妹は 幸せに

2016年6月18日土曜日

【No. 48】 パピールームに滑り台登場!



 ▲広さは3.25畳に
 ▲果敢に挑戦するオレンジちゃん
 ▲上り下りに唯一成功した水色ちゃん
 ▲大ジャンプを披露する水色ちゃん
▲黒ネコのフクちゃんも探検に参加

 6月13日の月曜日にパピールームがMAXに拡張されて真新しい滑り台が搬入されました。最終的な広さは約3.25畳。和室の畳部分の54%をパピー達が占領したことになります。最終拡張と同時に新式のトイレトレーが持ち込まれましたが、トイレサークル内に置くことにしました。

 さて、動画では滑り台に挑戦するパピー達の姿を記録しています。パープルちゃん、オレンジちゃん、ピンクちゃんと挑戦しましたが滑り台を逆に上れたのは水色ちゃんだけでした。さすが、一番に生まれ一番の体躯を誇る男児。大兄の面目躍如です。なお、3日後には、一番小さい黄ちゃんも滑り台名人になりました。

 なお、同日は5週齢(生後36~42日)の最終日。これからパピー達は、怖いもの知らずのギャングベイビー時代に突入します。それは、8週齡まで続きます。12週齢をすぎると新しい体験、新しい馴致に警戒心を持つようになります。それを考えると、これからの2週間は、正に、馴致を進めるにまたとない時期です。新しい滑り台が搬入されたのには、そういう背景事情もあります。

▲小石を詰めたガラガラ缶

 馴致促進のために、我が家ではコーヒー粉の空き缶に石を詰めてパピー達のオモチャにしています。同缶が滑り台頂上から転げ落ちる時には、ガランガランガラーンと結構大きい音を立てます。最初はビビっていたパピーも、今は平気のへいざです。

 ところで、人生色々、パピーも色々。同じ兄弟姉妹と言っても性格と稟性は様々です。動きが俊敏な子、緩慢な子。じゃれあいで反撃する子、反撃できない子。悲しいことに、動作が緩慢で反撃できない子は、集中攻撃の的になりがちです。体格が小さくても俊敏な子は大きな子にも体当たりしてマウントポジションをとっています。このドーンができない子は、されるがままです。

 さて、そういう苛められっ子は、非常に繊細な神経を持ち合わせており、かつ、それを増幅させている感があります。ですから、色んな物や音へ馴致させるにも十分な配慮が必要です。一歩一歩馴らさないとトラウマを抱えさせることになりかねません。掃除機も廊下だけとか・・・。やりすぎないように、やりすぎないようにと注意しながら、馴致に取り組んでいます。

 7週齡の5日目はパピー委託式です。残された期間は僅かに12日間。退役した盲導犬A号にもお願いして馴致を促進したいと思っています。

【動画の最後にスッテンコロリン事件を収録】




 初日に滑り台の上り下りの両方に成功したのは水色ちゃんのみ。でも、油断大敵。その水色ちゃんが最初のスッテンコロリンと転がり落ちる第一号になりました。

パープルちゃんがゾンビウィルスに感染!

▲ゾンビ症候群を発症したパープルちゃん

 狂犬病ウィルスと犬型インフルエンザウィルスとが合体して生まるハイブリッドウィルスの一つにゾンビウィルス(Zonbie Virus)というのが存在する。感染した犬は3日後に発症して人を襲い人を食うようになる恐ろしいウィルス性疫病の担い手である。同ウィルスが厄介なのは空気感染するインフルエンザウィルスの能力を持ち合わせていることだ。だから、多頭飼いしている場合、1頭が感染すれば瞬く間に全体に広がる。

 幸いに日本で密かに流行中のゾンビウィルスは、狂犬病ウィルスが持つ能力のほんの一部しか持ち合わせていない。だから、同ウィルスが犬の中枢神経系を完全に狂わせるまでには至らない。せいぜいにワンワンキャンキャンと騒ぐ程度の症状をピークに2、3週間で治癒に向かうケースが大半だ。しかし、3割程度の患犬は完全にゾンビ化するので安心はできない。

 さて、感染した犬だが、それは一目瞭然である。眼球全体が白濁していれば、まず、間違いなくその犬はゾンビウィルスに感染しゾンビ症候群を発症している。

 私たち繁殖ボランティアの第一の役割りは預かったパピーを5体満足の健康体で協会に返すこと。トイレトレーニングとか甘噛みコントロールとかは二の次、三の次である。

 少々前置きが長くなったが、まったくの私の管理不行き届きで預かったパピーをゾンビウィルスに感染させてしまった。

>すみません。重大事態が発生したのでご報告します。
>何が起きたんですか?
>実は、パープルちゃんをゾンビウィルスに感染させてしまったようです。
>粗相回数は増えていますか?

>はい、2倍増、3倍増になっています。
>目は白濁していますか?
>はい、全体に真っ白です。
>感染は間違いないですね。すぐにワクチンを手配します。

 ということで、明後日に協会スタッフが(稟性テストも兼ねて)ワクチンを持って我が家に駆けつけることになった。

>それまでは、パープルちゃんを隔離しておきましょうか?
>いえ、もう全頭が感染している筈ですから隔離しても無駄です。
>それよりも、パピーに手足を咬まれないように注意してください。
>空気感染で人に伝染った事例は確認されてませんが咬まれた場合は別です。
>ゲッ、ゲーッ!


 な、なんということだ、今朝、パープルちゃんに思いっきり右腕をガブリされたばかり。人の場合には感染後28日で発症しゾンビになるという。そういうことで、このブログが7月下旬以降に更新されない状況が続けば私が感染していた証。あー。


ゲゲゲッ、粗相回数が2倍化、3倍化!

▲引退した盲導犬A号(15歳)が激励に来てくれました。

>一日の粗相回数は4ないし5回!

で数日が経過。「もしかしたら、近日中に粗相ゼロの日も出現か!?」との淡い期待は見事に裏切られました。

あっ、ここにも!あそこにも!

 寝起きに始まるサイレント・バトル(無言でのガウガウ遊び)。「ウヌヌ!もしかしたら、起きているのかなー!」と思ってパピールームを見に行くと、しっかりと粗相の痕跡があちらこちらに。

06/13…05回
06/14…07回
06/15…08回
06/16…10回
06/17…15回(粗相率=約21%)

 この数日の間に、物の見事に粗相回数が2倍化、3倍化しています。原因は、サイレント・バトルの放置時間が長いことかも知れません。早い話が、私らの緊張感が超薄れてきたということです。もちろん、「粗相回数=盲導犬候補生としての資質」という等式は存在しませんので重大事態ということではありません。ただ、「へーっ、盲導犬のパピーって粗相しないんだ!」という驚きをもってPWさんに迎えてもらいたいという極めて私的で邪(よこしま)な欲望を満足させる望みが遠のいたというだけのことです。

>アハハ!あんたの思い通りにはいかんよ!

 まったく、その通りです。

【対応を根本から見直し:従来の2作戦は中止】

1、食事をする。
 ↓
2、トイレサークルにて排泄させる。

1、目覚める。
 ↓
2、トイレサークルにて排泄させる。

 粗相回数が2倍化、3倍化したという現実を前に、「食後と起床後にトイレサークルで排泄させる」という2作戦は中止することにしました。まあ、「粗相したけりゃー思いっきりしてみんしゃい!」ということです。その代わり、

1、排泄の前兆行動を見逃さずにトイレサークルに誘導する。
 ↓
2、首尾よく出来たら褒めてほめあげる。

というグッド体験増量作戦を重視する方向に軸足を移します。超薄れてきた緊張感を復活させて従来の2作戦を徹底するなんてシンドイやり方は中止です。

 考えようでは、8割弱は自主的・自発的にトイレサークルで用を足しています。ですから、従来の作戦の目的は達したとも言えます。そういう意味でも、「中止すべし!」という判断を下しました。大本営発表を真似れば、《場所を教える》から《行為を教える》へと転進するということです。

 そんなこんなですが、「時には張り切り、時には手を抜き」が身上の私ら。かなりいい加減な実践になることは目に見えています。でも、それでよいのです。残り僅かなパピー達との日々を楽しむのが最優先ですから・・・。

 と、今日は居直り記事をアップ。

PS、パピーに割いている時間は一日に3時間!

 よくよく考えたら3時間30分放置しておいてから10分だけ世話をして20分弱遊んでやったりの繰り返し。ですから、パピーに割いている時間は実質一日に3時間足らずです。目覚めたら食べるか遊ぶか出すか。それが済んだら、再び3時間近くはグースカピーを繰り返すパピー達。果たして、私ら老夫婦にパピーの世話ができるだろうか?って心配は無用だったようです。

2016年6月15日水曜日

【No. 47】 生後43日目:今日から潤かすのみ!



 ▲離乳食はお湯を注ぐのみ
▲一分を要せずにペロリ

生後43日

6週齡の初日は、潤かすのみ離乳食の開始日。
だから、朝昼晩3回の離乳食作りはお湯を注ぐだけ。
マッシャーでガツガツ潰す作業ともお別れです。

パピー達はツブツブ離乳食32gを1分程でほぼ食べ尽くします。
その後の1分は食べ残しの舐め舐めタイム。
合計2分足らずでフード皿はピッカピカになります。
ママ犬デイジー号はお掃除する必要がなくなってガッカリしています。

なお、これから毎日一食につき2gづつ増量していきます。

【No. 46】 私が、膝寝犬2号です!


生後43日目。
ついに、パピー達が6週齢に達しました。
それに伴って、続々と膝寝する子が出現しています。
ちなみに、膝寝犬2号は黒ラブのピンクちゃんでした。

▲ピンクちゃん
▲パープルちゃん
 
 ▲水色ちゃん
▲黄ちゃん

▲膝寝犬1号の動画

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2016年6月14日火曜日

止むなくトイレサークル方式に回帰!

▲新型トイレトレーを配置したパピールーム

▲トイレサークルを復活させたパピールーム

 6月13日のパピールームの最終拡張に伴ってトイレの最新兵器も到着。トイレトレーは底板と編状のシーツカバーという二重構造。

>ウン!?ウーン!?

と、その構造について大いなる疑念を持ちつつも試用することに決めた。だが、その結果は散々だった。

散々1、先ず、粗相回数が飛躍的に増えた。
散々2、加えて、トイレトレーの水洗いという手間も増えた。

>編状のシーツカバーでシーツ遊びを完全に防ぎます!

 これが、新型トイレトレーの謳い文句。だが、そもそも、仔犬がシーツ遊びに興じるなんてことは絶対にありえない。この21年間に13頭の犬を飼ってきたが、そういう行為に及んだのは一頭もいない。

>僕達、用を足したらさっさとトイレサークルから退出するよ。
>わざわざ、トイレサークルに入って遊ぶなんてことはしないよ。

 飼い主と戯れるという最高の喜びを捨ててトイレサークルで遊ぶ酔狂な仔犬などいない-これが、私の経験知である。

【パピー三原則】

原則1、寝るのはベッドルーム(ハウス)
原則2、遊ぶのはリビング(ブルーシート広場)
原則3、出すのはトイレ(トイレサークル)。

 我が家の犬にとっては、パピー三原則は絶対だった。

【なぜ、粗相回数が飛躍的に増えたのか?】

1、リビング内トイレが彼らの意識の低下を招いた。
2、リビング内トイレゆえに安心して用を足せなかった。
3、何よりも彼らから大切な学習機会を奪い去った。

 リビング内トイレだから当然にリビングもトイレも同じ遊び場。仕切りがなきゃーどっちもおんなじ。その構造が、彼らの意識からパピー三原則を追放した。リビング内トイレはトイレ兼遊び場。この曖昧な存在様式が彼らの意識に反映したのである。加えて、誰かが用を足し始めると、他のパピーが「な、何をしているの?」と集まってくる事態が発生した。用を足そうとしたパピーは、堪らずにトイレトレーから退出する。そして、ブルーシート上にシャー。更に困ったことには、出したウンチを集まったみんなで踏みつける事態も多発。

>ゲッ、こりゃーダメだ!

ということで、折角のニュータイプのトイレトレーだったが撤収してトイレサークルを復活させた。

【トイレサークル復活後の粗相は激減!】

 食事が終わればトイレサークルに。そうすると、シッコしたいパピーは10数秒以内に必ず用を足す。120秒以内にウンチをする。だから、彼らがトイレサークルに留まるのは最長で180秒。この体験の蓄積がトイレトレーニングには必要不可欠。なぜなら、ハウスから出て用を足すのは生得的行動。しかし、ブルーシート上で用を足すのか、それともトイレで用を足すのかの選択は習得的行動。つまりは、後者の選択は、体験学習の結果なのである。つまり、パピー達がトイレで用を足すようになるには体験の量的な蓄積が必須なのである。

 トイレサークル復活後は、パピー達は再びこの学習システムに回帰した。そして、その存在様式が彼らをして「遊ぶのはリビング、出すのはトイレ」という意識を思い出させた。結果、トイレサークル復活後の粗相は午後4時現在でゼロである。従来の実績からして、多分、明朝までの粗相は3~5回。彼らは、それを実現する資質も能力も持ったデイジーが産んだ盲導犬候補生なのである。

 思うに、新式トイレトレーが活躍するのはサークル飼いという特殊な環境でのことなのかも知れない。ハウスとトイレとを完全分離してリビングフリーで飼育する私らのケースでは不必要なツールなのかも知れない。そんな感想を抱いた新型トイレトレー体験である。そして、「なーんでも試してみなきゃー判らない」とも思った12時間である。

PS、完全な自由放任の結果は・・・。

 食事の後に3分を限度にトイレサークルに入れる以外は完全な放置。どこで放尿しようがするがままの放任状態に置いている。5頭のパピーが相手だから、前兆を察知してトイレサークルに抱き入れるなんてことはできない。つまり、私らは、トイレトレーニングには取り組んでいない。その結果、06/14 09:00~06/15 05:00 の間の粗相回数は4回。粗相率=7%(各頭、一日に1回の失敗)は完全な自由放任システムの限界のようだ。パピー委託式までに残された日数は10日。夢の粗相率=0%を達成したパピーを引き渡せるのかは微妙なところである。


Xanti 特集号

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