2016年5月31日火曜日

祝!粥状離乳食を自力で完全ペロリ!


▲05/31 06:55

 05/27に2gからスタートした粥状離乳食も今日(051/31)からは5gに増量。だが、「そんなの関係ねー!」と全員が介助なしで完食しました。ほとんどが最初から完食モードでしたが、それでもお皿の底がピカピカに光る程ではありませんでした。また、最軽量の黄ちゃんは、皿を手に持って「ほれほれ!」しても少し残して終了。その黄ちゃんのお皿も自力で底が丸見えに。正に、今日は粥状離乳食完食記念日となりました。

 なお、その後にデイジー号は定例の朝の排泄。

>ウン!ウーン!

と踏ん張った末に、硬い硬い○ンチをボトボトッ。実に、すがすがしい生後29日目の朝を迎えました。と言っても、みんなグッスリと寝ていますが・・・。私も、これから寝室のベッドで眠りにつきます。

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デイジー号、究極の授乳ポーズ!

▲ヘソ天で授乳するデイジー(05/31 0:55…with a tablet)

▲僕もヘソ天寝(05/31 4:26…with a tablet)

>母は偉大なり!

 ママ犬デイジー号が授乳している様を見ていると、つくづくとそのように感じます。

 5月24日に酷い下痢に耐えかねて自ら食を絶ったデイジー号。それから徐々にフード量を増やしていますが、未だ道半ばです。

05/25…060g×3+ミルク18g×4
・・・・・
05/29…130g×3+ミルク18g×4
05/30…140g×3+ミルク18g×4+(CIW1/4+ミルク12g)×4

 (CIW1/4+ミルク12g)×4は、フード60gに相当するので 420g+60g=480g のフードを与えていることになります。全てが成犬用フードですから栄養不足は否めません。それを<ミルク18g×4>で補っている形。つまりは、現行のフード量は480gに過ぎないということです。

 酷い下痢に陥って絶食に至る直前のフード量は、成犬用フード400g+子犬用フード120g+(CIW1/4+ミルク12g)×4。フード換算で580gでした。これが、(授乳初期に限定すれば)授乳しても体重を維持できた量。やや柔らかいが形ある便を維持できた限界でした。

 この時の量と比較すると

成犬用フード…010g
子犬用フード…120g

分だけ給与量が不足しています。アバウトな計算では20%以上の給与量不足が継続しているということです。オッパイを安定的に製造するには不十分な量でした。それをカバーし続けた結果、デイジーの体重は生後15日~24日目の10日間で1.7Kg減っていました。

 明日(05/31)の給与予定量は

05/31…(150g+ミルク25g)×3+(CIW1/3+ミルク25g)×3

フード換算で510g。実績フード量である580gの88%まで引き上げます。ミルクは 30g 増量して 100% に届かない不足分を補います。CIW は同量です。複雑だった回数の組み合せは簡略化。朝昼晩3回のフード+ミルク。その3時間後のCIW+ミルク。シンプルなやり方にします。時々、訳がわからなくなるので・・・。

※ミルクの限度給与量は520g/1日。25g×6=150g は、その28.8%。

 もちろん、既報のようにパピー達は、デイジー号が絶食した日を境に体重激増局面に突入しておりパピーの発育管理そのものは至って順調です。それゆえに、一昨日より授乳回数を6/8に減じています。これによってデイジー号の体重も回復気味です。でも、本調子ではありません。更にフード給与量を引き上げる目的は、デイジー号の体調・体重回復を本物にすることにあります。たかが10gの増量、されど10gの増量。便の状態を確認しつつフードを16粒だけ増量するという慎重な取組みです。

 さて、オッパイの出が悪くてあっち吸い、こっち吸いするパピー達。ママ犬デイジー号は、「それならこれでどう?」とヘソ天になったりと色々と姿勢を変えて便宜を図っています。絶食中であってもパピー達が鳴き始めれば授乳に向かうママ犬デイジー号。そして、パピー達に我が身を投げ出して授乳した後は安心して横になるママ犬デイジー号。母は偉大なり!つくづくとそのように思う瞬間です。

 一昨日から、夜中の当番は私。次の授乳タイムであるAM3:00に目を覚ます自信がないので寝ないで時を待っています。この記事を書きながら・・・。で、よーやくAM2:59が来ました。今から、オッパイタイムです。

PS1、これからのフード量は?

 パピーは、これまでのMAX120%づつ大きくなっていきます。単純に考えると、 580g × 1.2 = 696g まで給与量を段階的に増量しなければなりません。我が身を削って授乳することを大前提にしても700gへの接近は至上命令です。で、そこんところを実際にはどう対応するのか?思案のしどころです。

PS2、夜中に起きていると・・・

 冷蔵庫の中を物色している自分がいます。しかも、何度も。これじゃー、引き上げ日にはかなり私の体重が増えていそうです。そういうことで、自らの体重管理もまた重要なテーマとして浮上してきています。

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2016年5月30日月曜日

【No. 27】 生後28日目、引っ張りっこも出来るよ!








生後28日目

パピー達の体重は出生時の6倍に達しました。
それに伴ってラブラドール・レトリーバーの野生の血も覚醒
オモチャの縫いぐるみをガブッして左右に小さくブンブン。
いわゆる捕食行動らしきものも確認され始めました。


しかし、まだまだ動くヌイグルミそのものです。

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今日は、コンスタントにスクスク路線の開始記念日!

 標準体重推移予測をデイジーのパピー達に適用してみた。すると、生後30日目の明後日が《体重が6倍化する日》だった。そこで、早速、お昼の授乳タイム後に体重測定。すると、水色ちゃんを除く全員が出生時体重の6倍に達していた。つまり、パピー達の発育は2日早い-そういう状況が出現したということだ。

 通常は、パピーの体重が5倍化してから6倍化するのは5日目。それが3日目というのはオーバーペースである。

 少し補足しておけば、

生後24日目…標準予測 1647g/実際 1568g
生後25日目…標準予測 1717g/実際 1710g
生後26日目…標準予測 1790g/実際 1813g <--- 実際が標準に追いついた日
生後27日目…標準予測 1862g/実際 1950g
生後28日目…標準予測 1935g/実際 2073g

 このように、標準予測に追いついたのは一昨日のこと。いわば、瞬間的な現象とも言える。よって、慎重にペースダウンを図る必要がある。

▲黒太字はピンクちゃんとパープルちゃんとを想定した推移

 なお、表で塗りつぶしている箇所は体重が小さい順に出現している。そして、それによると出生時体重=400gの水色ちゃんが6倍に達するのは生後31日目の予定。これは、標準体重推移予測に完全に一致するもので全く問題はない。当たり前のことだが、出生時体重が少ないほど、体重が倍化するスピードは早い!-これも、標準体重推移予測が示唆している一つの特徴です。



 紹介する体重推移グラフにおける黒い線は、いずれも標準体重推移予測のそれ。黒い破線の一つは黄ちゃんの標準予測。もう一つは、紫、ピンク、オレンジちゃんのそれ。黒い実線は水色ちゃんのそれ。この黒い標準予測と実際とを比較して観察すると、生後15日~24日の魔の10日間の否定的影響を最も受けたのは水色ちゃんだったということがよくわかる。一方、黄ちゃんは、《黄ちゃん優先の原則》で守られていたことがわかる。体重が前日より減らなかったのは黄ちゃんのみであるという事実がそれを物語っている。

 さて、問題は、今日と明日の体重コントロールのあり方。そろそろ生後24日目の昼から開始した《追いつけ追い越せ作戦》を見直す時期がやってきた。(パピー達の発育が2日早まったことを示す)比較グラフはそのことを教えている。

1、粥条離乳食(一日二日)を与える時は授乳を中止する。
2、授乳間隔を午前は3時間、午後は4時間に変更する。

 この2つの変更でパピー達の体重増加を83g程度に抑制する。そして、その後は、標準的な推移のままに引き上げの日を迎える。今日は、そういう《コンスタントにスクスク路線》の記念すべき開始日となれば・・・。そんな思いをもって、この記事をアップする。

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2016年5月29日日曜日

学んだ。ユニークであることの重要性!

  「『パピーの体重は体重の5%増える』に異議あり!」で示した標準曲線とパピー達の曲線を比較してみました。赤い破線と実線が標準曲線(目標曲線)です。


 両者の比較から明らかになったことは

(1) 生後2週間までは目標曲線に一致する推移であった。
(2) その後、デイジーの酷い下痢で18日と23日を中心に大きく伸び悩んだ。
(3) 絶食などの効果で24日頃から正常軌道に復帰。
(4) このまま推移すれば、生後28日目には目標を達成する見込み。
(5) なお、最軽量の黄ちゃんは、全期間を通じてサポート不足の感あり。

の5点。

 17~18日目の凹みは、デイジーが酷い下痢に陥ったことを示しています。21~23日目の伸び悩みも下痢。23日目の昼には、デージーは全く食を断ち、朝のフードも吐き戻しています。このように、パピーの体重推移は忠実にママ犬の体調を反映しています。私らは、このことにもっと早く気が付くべきでした。

 出生直後のデイジー号の体重は25.1Kg。それを2週間かけて25.6Kgまで戻しました。が、その直後から酷い下痢を2回繰り返して生後26日目の体重は23.9kg。1.7Kgの体重減。オッパイの出が悪くてパピーの体重が伸び悩んだのも当然の結果です。パピー達のことを考えても、これ以上にデイジー号を痩せ細らせるわけにはいきません。

 が、それはそれとして・・・。もう少し、下痢戦争に至った経緯の分析に集中し、そこから汲むべき教訓を明らかに・・・。

給予量=520g+CIW…通常給与量の233%+α(かなりの軟便)
 
給予量=600g+CIW…通常給与量の250%(酷い下痢)

 デイジーの下痢は、給与量が480gを突破した時に始まっています。整腸剤を大量服用させて何とか 520g+CIW まで増やしましたが、そこが限界点でした。それを越した後は、目も当てられない水便、血便の嵐。それでも、パピーが泣けば授乳に向かうデイジー号。実に、居た堪れない光景でした。

 振り返ってみれば、デイジー号に関しては、通常給与量の200%までの増量が安全圏だったということです。そして、それを大前提にデイジー号の食事・栄養管理計画を立案すべきだったということです。残念なのは、私らに《目の前のデイジー号の状態に即応してユニークな食事・栄養管理計画を立案・実行する知と経験とが欠如していたこと》です。まあ、初めての出産ですから当然と言えば当然のこと。が、《ユニークであることの重要性》にもっと早く気付くべきでした。反省です。

 いずれにしても、大事なのは明日からの後半戦。前半戦の教訓を活かして頑張りたいと思います。

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【No.26】 生後27日目、全頭の体重が5倍超に!





生後27日目。
ついに一番大きいパピーも出生時体重の5倍に達しました。
ちなみに、最初に達したのは最も小さく産まれた黄ちゃんでした。

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【補足】 一日の増分量と出生時体重との関係!

 ▲2016/05/29 10:22
▲2016/05/29 10:23
 ▲2016/05/29 11:32
▲2016/05/29 11:33
▲2016/05/29 11:37

 「『パピーの体重は体重の5%増える』に異議あり!」で提示したラブラドール・レトリーバーの乳児の体重増加スペースを再録すると次のようです。
1、出生直後に体重が増える量は、体重の9.5%程度とかなりハイペース。
2、生後1週目時点では7.9%前後までペースダウン。
3、生後2週目時点では6.1%前後までペースダウン。
4、生後3週目時点では4.8%前後までペースダウン。
5、生後4週目時点では3.8%前後までペースダウン。
6、生後5週目時点では3.1%前後までペースダウン。
7、生後6週目時点では2.6%前後までペースダウン。
8、生後49日目には、2.2%前後までにペースは落ちる。
「『パピーの体重は体重の5%増える』に異議あり!」より 

 もう少し正確に表現すれば

出生直後に体重が増える量は、体重の9.5%程度とかなりハイペース
  ↓
出生直後では、一日に体重が増える量は、前日体重の9.5%程度とかなりハイペース

ということです。となると、当然のように出生時体重との関係が気になります。

  Sub 体重増加量と出生時体重との関係()
      Dim I  As Integer
        Dim IP As Single

      For I = 1 To 50
            IP = (Cells(5, 4 + I) - Cells(5, 3 + I)) / 4
          Cells(7, 3 + I) = IP
      Next I
  End Sub  

 Dim文を省けば僅かに4行足らずのVBAコード。そこでは、本日体重 Cells(5, 4 + I) から前日体重 Cells(5, 3 + I) を減じることで体重の一日当たりの変化量を求めています。それを出生時体重である 400gで除しています。とは言っても、欲しいのは400で除して100倍した値。だから、実際には4で除しています。そうして求めた値を変数 IP に代入。その IP を Cells(7, 3 + I)  に代入することでズラズラズラと50日分の計算結果を横一列に並べています。

 多分、1000分の1秒にも満たない所要時間での処理。でも、それが終了した時に自動的に以下のグラフが作成されます。

▲体重増加量と出生時体重との関係

 グラフの意味するところは

一日の体重の大まかな増分量=((出生時体重+400)÷2)×0.2

 厳密には、この式に合致するのは生後24~28日の数日。でも、体重の増分量の大部分が出生時体重の15%~23%の範囲ということを考えれば、こういうアバウトな目安もあながちと言えるかも知れません。なお、出生時体重が300gのパピーの場合には、(300+400)÷2=350 の計算に従って出生時体重を 350g と見做して計算します。

 ラブラドール・レトリーバーの乳児の体重変化の目安を机上の計算だけで知るには、あらゆる角度からデータをグラフ化して、(1)全てに整合性がとれていること、(2)全てのケースで美しい曲線が出現すること。この二つが大事です。そういう意味で、3番目となる体重増加量と出生時体重との関係を示すグラフを紹介しておきます。


PS、出生時体重との関係を示す曲線と方程式

 この記事で紹介しているグラフの曲線ですが、それは一般的な Y = AX^2 + BX + C で表現される放物線のそれとはちょっと違っています。それは、多項方程式が描き出すものです。なんとも小難しい曲線のように思われますが、そうではありません。適度のしなりを持つ定規を始点、複数の中間点、終点を通るように当てた時に出現する軌跡そのものです。ですから誰でも市販の定規を用いて簡単に描くことができます。


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2016年5月28日土曜日

一体、一回にどれ位の母乳を飲んでいるのか?

▲生後26日目:お粥タイムを察知して集合しつつあるパピー達

 生後27日目の今日、夕方6時にパピー達の体重を測ってみた。タイミングは、二度目の粥タイプの離乳食(2g)を食した直後。前回の授乳より3時間後。すると、見事にお昼に測った体重よりも減っていた。

水色: 1890g⇒1830g -060g
紫色: 1880g⇒1760g -120g
桃色: 1710g⇒1650g -060g
橙色: 1770g⇒1710g -060g
黄色: 1470g⇒1340g -030g

>ゲッ、ゲーッ、何が起きたんだ!

と、思ったが、「もしや!?」と思って授乳後の7時(19時)に再計測。すると、

水色: 1890g⇒1830g⇒1940g +50g110g回復)
紫色: 1880g⇒1760g⇒1930g +50g170g回復)
橙色: 1770g⇒1710g⇒1840g +70g130g回復)
桃色: 1710g⇒1650g⇒1780g +70g(130g回復)
黄色: 1470g⇒1340g⇒1520g +50g080g回復)

みーんな、ちゃんと昨日の体重をオーバーしていた。つまり、パピー達は夕方の1回で124gをゴクゴクしたということになります。このことは

1、生後25日目のパピー達が一日に摂取する母乳は800g。
2、その内の10パーセントに相当する80gを体組織に転換している。
3、その他の9割は、体外に排出するかエネルギー源として消費している。

ということになります。デイジーのパピー達が

>もっと飲ませなきゃ大きくならねーぞ!

と言うのもわかる気がしました。

【No. 25】 離乳食移行プログラム始動!





離乳食移行プログラム始動!


【粥状】

生後25日目…2g×1
生後26日目…2g×2
生後27日目…3g×2
生後28日目…4g×2
生後29日目…5g×2
生後30日目…6g×2

【ポテトサラダ状】

生後31日目…8g×2
・・・・・

と徐々に量と質とが変化していきます。

パピーは、揃って快食快便:


 リハーサルもして慎重を期しての離乳食移行プログラムの実践。蓋を開けてみれば、パピーは揃って快食快便の日々。どうやら、極めて順調ななスタートを切れたようです。


 特筆すべきは、離乳食移行プログラム始動後のパピー達。な、なんと、彼らは、かってない順調な体重増加ステージを出現せしめました。正に、スクスク・ステージの出現です。


 結果として、生後27日目には全員が出生時体重の5倍に達します。

PS、デイジー号も快食快便に復帰!

 とにかく嬉しいのは、デイジー号が普通便、それも、かなりカチンカチンのそれに戻ったことです。絶食日より3日目にして万事OK!のステージに復帰できました。

生後26日メモ:

ピンクちゃん…オモチャの引っ張りっこ遊びに応じる。



2016年5月27日金曜日

【No. 24】 離乳食リハーサルを開始!







 生後24日目を迎え離乳食リハを開始。リハーサルの目的は、①食器馴致②給餌器馴致③食事作法学習など。これには、黒猫フクちゃんも興味津々でした。そして、ついには我慢できずに飛び入り参加しました。

 協会は、離乳食のリハーサル開始を生後25日目と決めています。まずは、量の粥状離乳食を一日一回与えることからスタートして徐々に回数と量とを増やしていくことになっています。

 さて、今回のリハーサルは、協会が定めたリハーサル開始一日前に私らが自発的に行っているものです。いわば、自主連ということです。

 さて、実際に自主連に取り組んでみると色んなことが判ってきました。

1、ほっといても完食するグループ。
2、多少の補助を行えば完食するグループ。
3、相当な補助を必要とするグループ。

などが存在することが分かりました。案の定、二番目に小柄ながら快食快便振りでは一貫して群を抜く実績の持ち主であるピンクちゃんは、プレリハーサルの優等生でした。いち早く完食したのは、もちろん長兄の水色ちゃんでした。

 明日の本番では、自主連の経験を踏まえて「誰がどの子を補助するのか?」を決めた上で取り組みたいと思っています。

 なお、妻が

>黄ちゃん、食事の時間ですよ!
>いらっしゃい!

と呼びかけると、黄ちゃんは妻の目を見つめた後にスタスタと歩みよるという芸当を見せました。もはや、完全にパピー達の目と耳と脳が機能し始めたことが確認できた瞬間でした。

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2016年5月26日木曜日

「パピーの体重は体重の5%増える」に異議あり!

 自分で自分が書いた記事に異議を唱えるのも変ですが・・・。先の記事「Q、乳児(パピー)の体重をチェックする目安ってあるの?」で示した体重増分量の目安である比率に着目し、その変化をグラフにして種々の矛盾を訂正していくと以下のグラフが出現しました。

▲生後経過日と体重増加率

 出現したグラフによれば

1、出生直後に体重が増える量は、体重の9.5%程度とかなりハイペース。
2、生後1週目時点では7.9%前後までペースダウン。
3、生後2週目時点では6.1%前後までペースダウン。
4、生後3週目時点では4.8%前後までペースダウン。
5、生後4週目時点では3.8%前後までペースダウン。
6、生後5週目時点では3.1%前後までペースダウン。
7、生後6週目時点では2.6%前後までペースダウン。
8、生後49日目には、2.2%前後までにペースは落ちる。

ということになります。

 この比率を適用した場合には、生後8~9日目に体重は出生時の2倍に達します。そのことは、デイジーのパピー達を含む多くのデータに合致しています。つまりは、このシンプルで美しい曲線こそが現実を表現している可能性が強いってことです。そこに、「先の記事に異議あり!」という根拠と理由があります。なお、この曲線に従った体重増減グラフは下(体重推移モデル)のようになります。

出生時体重×02…生後09日目
出生時体重×03…生後15日目
出生時体重×04…生後21日目
出生時体重×05…生後26日目
出生時体重×06…生後31日目
出生時体重×07…生後36日目
出生時体重×08…生後40日目
出生時体重×09…生後45日目
出生時体重×10…生後50日目

日本盲導犬協会によれば「生後8日目には体重は2倍に達する」とのこと。
確かに、グラフでも8日目の夜半には2倍に達します。
なお、デイジーのパピー達は6~9日目でした。


▲デイジーのパピーが出生時体重の2倍に達した日
▲デイジーのパピーが出生時体重の5倍に達した日

▲桃色ちゃんは26日目、水色ちゃんは27日目か?

 先の記事をアップするにあたって冒頭のグラフを作成しなかったのは完全な手抜きでした。「思考プロセスを途中公開したんだな!」程度に受け取ってもらえると幸甚です。

注意1、ここで示した体重増加率は出生時400gのパピーが生後50日目に10倍の体重に達するという前提のそれ。
注意2、各自の体重推移グラフを描く際には、基準体重=(実体重+400)÷2とします。

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Q、乳児(パピー)の体重をチェックする目安ってあるの?

 果たして、パピーの体重チェックの目安ってあるのか?それが、初めての子育てを体験中の私の一つの疑問。そこで、超大まかに生後52日目までの体重の推移をシュミレーションしてみた。

▲グラフNo.1

 シュミレーションは、極めて標準的なケースで行ってみた。出生時400gのパピーが52日目に4,358gに達すると想定した場合の体重推移グラフはグラフ1のようだ。同グラフでは、定量型と定率型との推移を青と茶で表している。

定量型:一日の増加量=77.6g
定率型:一日の増加量=前日の体重の4.7%


▲グラフNo.2

 ところで、現実の体重推移は定量型でもなく定率型でもなくて、その中間に近いところの動的比率型である。グラフ2の赤線がそれである。正確に赤線を再現するには小一時間は要する。そこで、かなりアバウトに再現してみた。それが、グラフ3である。

▲グラフNo.3

生後01~10日…体重の7.0%増加
生後11~15日…体重の6.0%増加
生後16~20日…体重の5.5%増加
生後21~25日…体重の5.0%増加
生後26~30日…体重の4.5%増加
生後31~35日…体重の4.0%増加
生後36~40日…体重の3.5%増加
生後41~45日…体重の3.0%増加
生後45~50日…体重の2.8%増加

 ということで、

Q、パピーの体重をチェックする目安ってあるの?
A、76543の法則と言われる目安があります。

というのが私の結論である。ユトリ教育流に言えば5%の法則(授乳期・離乳期の仔犬の体重は、体重の5%を基準に増えていく)が目安である。

 さて、ここまでの検討で明らかになった目安によれば、本日(生後24日目)の体重増加の期待値は

水色…1,580×0.05=79.0g
紫色…1,560×0.05=78.0g
橙色…1,390×0.05=69.5g
桃色…1,350×0.05=67.5g
黄色…1,130×0.05=56.5g

ということになる。

【本日の体重増】

水色…1,580+070=1,650g(4.4%)
紫色…1,560+090=1,650g(5.8%)
橙色…1,390+110=1,500g(7.9%)
桃色…1,350+120=1,470g(8.9%)
黄色…1,130+090=1,220g(8.0%)

 デイジー号が下痢に耐えかねて自らの意思で断行した24時間絶食の否定的影響もなく全員が4.4%~8.9%の伸びを記録。心配されたデイジー号の食欲も徐々に戻り、今日は非授乳期並みの量を食べ始めつつある。そういうことで、どうやら私らは一昨日以前とは一味も二味も違う新しいステージに半歩踏み込んだようだ。

1、デイジーに限度を超えて食べさせない。
2、パピー達の安定的な体重増を確保する。

 母を立てれば子が立たず。子を立てれば母が立たず。正に、1と2とは相反し対立する命題。この対立・矛盾する二つの命題を同時に実現する新しいステージの幕開けに際し、パピーの体重をチェックする目安について考察してみた。

▲本日までの体重推移グラフ

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Xanti 特集号

   台湾に渡った盲導犬候補生 Xanti の特集動画をBlu-rayに焼きました。  収録した動画は、第一集~第五週の5編。 Xanti 第四集 Xanti 第五集  第一集、第二集、第三集は、既に公開しています。お見逃しの方は、過去記事を閲覧されて下さい。 ◇◇◇◇◇  人の...