パピー達は5月24日で生後21日目を迎えました。ちょうど3週目とあって3度目の訪問指導を受けました。テーマは3つ。
1、離乳食作りの実習。
2、産室の第二次拡張。
3、検便の実施要領の打ち合わせ。
まずは、生後3週目~4週目の仔犬の特徴等について
1、色んな機能が発達して周辺環境認識能力が芽生える。
2、行動の特徴は、好奇心旺盛で動くものに関心を示す。
3、配慮すべきことは、突然の大きな音で怯えさせない。
などと、説明を受けた後に離乳食作りと給餌の実習。
▲写真1:ミルで粉々にしたフード
▲写真2:粥状の離乳食
>おやおや、橙ちゃんも見事な食べっぷり。
と、順調だったが最後の黄ちゃんでかなり手こずりました。
>ウン、この子は、まーだ離乳食へ移行する準備が出来ていないのかな?
>まあ、しゃーないねー。
離乳食テストは、それで終了。なお、離乳食の作成手順は次のようです。
1、仔犬用フードをミルで粉砕。(写真1)
2、粉砕したミルをお湯で溶く。(写真2)
実に、手間のかからない簡単なやり方でした。
日本盲導犬協会では犬用ミルクを用いるようです。協会の盲導犬訓練士養成テキストには次のように書かれています。
7.5 子犬の育児
1日目 初乳は母体の免疫抗体を受け継ぐ働きを持っているので、必ず飲ませる。
3日目 足を曲げる筋肉が優勢なために新生児はいつも丸まっている。
4日目 まだ皮膚を収縮させることが出来ない。
6日目 まだ体を震わすことが出来ない。
7日目 まだ体温調節が出来ない。
8日目 体重が産まれた時の2倍になる。
10日目 目が開きだす。
16日目 歩き出す。
7.6 離乳
・離乳の時期はおよそ生後30日から始める。私らは、(必ずしも)同テキストに書かれている内容に完全に則った離乳食作りをする訳ではありません。杓子定規に考えることなく、協会スタッフと一緒にパピー達の実情・実態にあったやり方に柔軟に挑戦するつもりです。目の前の現実を見つめて工夫していきたいと思います。
・初めは食器に慣れさせるため浅い皿に少量の犬用ミルクを子犬に与える。
・ミルクに慣れたら、少しずつ離乳食を混ぜたかゆ状の物を与える。
・離乳食を混ぜたものを良く食べるようになったら、ぬるま湯でふやかしたドライタイプのドックフードをミルクに混ぜた物に変えていく。
・生後50日を過ぎたら徐々に母乳の量を減らす。
・生後20日頃と40日頃に検便を実施、必要に応じて駆虫を実施する。
【エントランスホールの第二次拡張】
第一次拡張:幅180cm×奥行60cm=10,800平方センチ
第二次拡張:幅180cm×奥行90cm=16,200平方センチ
つまり、産箱より外のエントランスホール部分の広さが1.5倍に拡張されました。これで、エントランスホールの広さは、3週目を迎えたパピー達の運動機能と運動量とにマッチしたものになりました。
PS、デイジー号と駆虫
我が家は、昨夏に黒猫フクちゃん(雄の野良猫)を保護しています。経歴からして彼の健康管理は最低・最悪だったと思われます。そういう事情で彼もデイジー号も2回に渡って駆虫しています。
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