両者の比較から明らかになったことは
(1) 生後2週間までは目標曲線に一致する推移であった。
(2) その後、デイジーの酷い下痢で18日と23日を中心に大きく伸び悩んだ。
(3) 絶食などの効果で24日頃から正常軌道に復帰。
(4) このまま推移すれば、生後28日目には目標を達成する見込み。
(5) なお、最軽量の黄ちゃんは、全期間を通じてサポート不足の感あり。
の5点。
17~18日目の凹みは、デイジーが酷い下痢に陥ったことを示しています。21~23日目の伸び悩みも下痢。23日目の昼には、デージーは全く食を断ち、朝のフードも吐き戻しています。このように、パピーの体重推移は忠実にママ犬の体調を反映しています。私らは、このことにもっと早く気が付くべきでした。
出生直後のデイジー号の体重は25.1Kg。それを2週間かけて25.6Kgまで戻しました。が、その直後から酷い下痢を2回繰り返して生後26日目の体重は23.9kg。1.7Kgの体重減。オッパイの出が悪くてパピーの体重が伸び悩んだのも当然の結果です。パピー達のことを考えても、これ以上にデイジー号を痩せ細らせるわけにはいきません。
が、それはそれとして・・・。もう少し、下痢戦争に至った経緯の分析に集中し、そこから汲むべき教訓を明らかに・・・。
給予量=520g+CIW…通常給与量の233%+α(かなりの軟便)
↓
給予量=600g+CIW…通常給与量の250%+α(酷い下痢)
デイジーの下痢は、給与量が480gを突破した時に始まっています。整腸剤を大量服用させて何とか 520g+CIW まで増やしましたが、そこが限界点でした。それを越した後は、目も当てられない水便、血便の嵐。それでも、パピーが泣けば授乳に向かうデイジー号。実に、居た堪れない光景でした。
振り返ってみれば、デイジー号に関しては、通常給与量の200%までの増量が安全圏だったということです。そして、それを大前提にデイジー号の食事・栄養管理計画を立案すべきだったということです。残念なのは、私らに《目の前のデイジー号の状態に即応してユニークな食事・栄養管理計画を立案・実行する知と経験とが欠如していたこと》です。まあ、初めての出産ですから当然と言えば当然のこと。が、《ユニークであることの重要性》にもっと早く気付くべきでした。反省です。
いずれにしても、大事なのは明日からの後半戦。前半戦の教訓を活かして頑張りたいと思います。
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