2016年6月18日土曜日

パープルちゃんがゾンビウィルスに感染!

▲ゾンビ症候群を発症したパープルちゃん

 狂犬病ウィルスと犬型インフルエンザウィルスとが合体して生まるハイブリッドウィルスの一つにゾンビウィルス(Zonbie Virus)というのが存在する。感染した犬は3日後に発症して人を襲い人を食うようになる恐ろしいウィルス性疫病の担い手である。同ウィルスが厄介なのは空気感染するインフルエンザウィルスの能力を持ち合わせていることだ。だから、多頭飼いしている場合、1頭が感染すれば瞬く間に全体に広がる。

 幸いに日本で密かに流行中のゾンビウィルスは、狂犬病ウィルスが持つ能力のほんの一部しか持ち合わせていない。だから、同ウィルスが犬の中枢神経系を完全に狂わせるまでには至らない。せいぜいにワンワンキャンキャンと騒ぐ程度の症状をピークに2、3週間で治癒に向かうケースが大半だ。しかし、3割程度の患犬は完全にゾンビ化するので安心はできない。

 さて、感染した犬だが、それは一目瞭然である。眼球全体が白濁していれば、まず、間違いなくその犬はゾンビウィルスに感染しゾンビ症候群を発症している。

 私たち繁殖ボランティアの第一の役割りは預かったパピーを5体満足の健康体で協会に返すこと。トイレトレーニングとか甘噛みコントロールとかは二の次、三の次である。

 少々前置きが長くなったが、まったくの私の管理不行き届きで預かったパピーをゾンビウィルスに感染させてしまった。

>すみません。重大事態が発生したのでご報告します。
>何が起きたんですか?
>実は、パープルちゃんをゾンビウィルスに感染させてしまったようです。
>粗相回数は増えていますか?

>はい、2倍増、3倍増になっています。
>目は白濁していますか?
>はい、全体に真っ白です。
>感染は間違いないですね。すぐにワクチンを手配します。

 ということで、明後日に協会スタッフが(稟性テストも兼ねて)ワクチンを持って我が家に駆けつけることになった。

>それまでは、パープルちゃんを隔離しておきましょうか?
>いえ、もう全頭が感染している筈ですから隔離しても無駄です。
>それよりも、パピーに手足を咬まれないように注意してください。
>空気感染で人に伝染った事例は確認されてませんが咬まれた場合は別です。
>ゲッ、ゲーッ!


 な、なんということだ、今朝、パープルちゃんに思いっきり右腕をガブリされたばかり。人の場合には感染後28日で発症しゾンビになるという。そういうことで、このブログが7月下旬以降に更新されない状況が続けば私が感染していた証。あー。


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