委託式会場に足を一歩踏み入れた瞬間、デイジーは脱兎の如く一組の家族を目指して我を忘れて突進。
>あっ、デイジー、会いたかったよー!
会場入口に一番近い場所に座っておられたのは、なんとデイジーを一年間育てられたパピーウォーカーさんだった。私は、リードを離してしばしデイジーのなすがままに。パピーウォーカーのTさんは、10数分後にその腕に最も白いオレンジちゃんを抱くことになっていた。
>どの子が委託されるかは内緒でーす。
>楽しみにお待ちください。
>ハーイ。
その内、私らは、デイジーに熱い眼差しを送っている一組の家族に気が付いた。
>うわー、この子、亡くなったうちの子にそっくりです。
>うちの子も黒ラブでしたのよ。
うっすらと涙を浮かべてそう話すおばあちゃん。この家族には黒いピンクちゃんが委託された。
>初めて犬を飼います。
>飼うからには人の役に立つ犬を育てたくて・・・。
という新人パピーウォーカーさん宅には長兄で粗相ゼロ最長記録保持者の水色ちゃんが行きました。
>デイジーちゃんの姉妹を育てたパピーウォーカーです。
>この度は、デイジーちゃんの子を預かります。
出生時には僅か226gにすぎなかった黄ちゃんも委託時には4.5Kg超。立派に育った3男は、デイジーの姉妹を一年間預かり育てられたベテランパピーウォーカーさんのお宅に。
残念ながらパープルちゃんのパピーウォーカーさへの委託は一日延びたので会えませんでした。
これから、夢のような時を過ごす我が子は、
一年後にはそれぞれに道が別れるかもしれません。
しかし、皆様から貰ういっぱいの愛情を財産として、
必ずや幸せを掴むものと確信しています。
我が子をどうか宜しくお願いします。
この私の挨拶は、本心からのそれである。あらためて、我が子をどうか宜しくお願いします!一年後にはそれぞれに道が別れるかもしれません。
しかし、皆様から貰ういっぱいの愛情を財産として、
必ずや幸せを掴むものと確信しています。
我が子をどうか宜しくお願いします。
▲2016/6/26 07:07 新しいお洋服も着て出発準備は万全
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