2018年1月23日火曜日

【ママ犬日誌 2-008】12日齢の仔犬が歩いた!?



 今日(2018/01/23)、仔犬たちは、移行期(13~20日)の初日=13日齢を迎えた。

【Transition Period (13-20 Days)】

>Eyes and ears are open, 
>but sight and hearing are limited.
>Tail wagging begins 
>and the puppy begins to control body functions. 

>目と耳は開いているけれども、
>視界とヒアリングは制限される。
>尾部を振ることは始まり、
>子犬はボディ機能をコントロールしはじめる。


 紹介のサイトが言うように、仔犬たちの目が少し開きかけている。また、少し歩くような仕草も見せ始めた。彼らは、確かにボディ機能をコントロールし始めている。

【体重増加テンポはほぼ順調】


 ところで、オレンジちゃん、パープルちゃん、ピンクちゃんの体重が目安を下回っている。しかし、デイジー号に与えているフード量を考えれば許容範囲と言える。

 さて、その肝心要のデイジー号のフードの増量テンポであるが、今日で530gを達成できた。これは、通常の2.4091倍の量である。これから、仔犬たちの飲む量は飛躍的に増えていく。それに耐えるには、もっと食べさせる必要がある。前回は、酷い血便ラッシュで増量に失敗した。それを考えると、これからが正念場と言える。

【体重推移目安の計算式】


 目安の計算式は、極めてシンプルである。それは、《前日+90g》という定量増加と《前日*1.05》という定率増加を足して半分したものがベース。ただし、26齢以降は、定率増加テンポを《1日ごとに0.05%》だけ遅らせている。さすがに、仔犬の体重が2kgを超えてくると「前日の何パーセント・・・」という考え方に無理が出てくる。その無理の頭をを引っ込めさせる策が、この僅か0.05%の操作である。

01齢‥‥((前日+90g)+(前日×1.05)×1.0000)÷2
02齢‥‥((前日+90g)+(前日×1.05)×1.0000)÷2
03齢‥‥((前日+90g)+(前日×1.05)×1.0000)÷2
・・・・・
25齢‥‥((前日+90g)+(前日×1.05)×1.0000)÷2

26齢‥‥((前日+90g)+(前日×1.05)×0.9995)÷2
27齢‥‥((前日+90g)+(前日×1.05)×0.9990)÷2
・・・・・
53
齢‥‥((前日+90g)+(前日×1.05)×0.9860)÷2

 なお、「目安の計算式が妥当であるかどうか?」の最大の判断基準は「それが描く曲線が美しいか否か?」である。

 体重推移の目安を絵に描いた餅にしないために、デイジーの胃腸の具合を見極めながら一回につき「10g増やすのか?それとも、5gに抑えるのか?」というギリギリの戦いが続いている。

【ママ犬の体調管理に腐心する毎日】

 昼も夜も産箱の傍に寝て仔犬の世話をするのは決して苦ではない。24時間体制と言っても、実際に目配り・気配りしている時間は僅かに1日に3時間半程度

 5頭の仔犬たちは、目覚めている30分の間に忙しくオッパイを飲んで忙しく用を足す。その後の2時間半は、ただただ眠っている。委託式までは、このサイクルの繰り返しだ。

 問題は、デイジー号の体調管理である。これは、正に神経戦で大いなるストレスをもたらす。ママ犬の体調管理がもたらすストレスから解放されるには、犬用ミルクという秘策をつかえばよい。そうすれば、デイジー号に無理を強いる必要もない。仔犬の体重管理も思いのまま。しかし、「ミルクに頼っちゃーお終いよ!」ってことで、今しばらく精神的疲労を伴う神経戦が続く。離乳食に切り替えるまでの辛抱だ。後、2週間ちょっとの辛抱だ。

 ファイト!

0 件のコメント:

コメントを投稿

Xanti 特集号

   台湾に渡った盲導犬候補生 Xanti の特集動画をBlu-rayに焼きました。  収録した動画は、第一集~第五週の5編。 Xanti 第四集 Xanti 第五集  第一集、第二集、第三集は、既に公開しています。お見逃しの方は、過去記事を閲覧されて下さい。 ◇◇◇◇◇  人の...