【トイレ作法習得プログラム】
生後31日目から《トイレ作法習得プログラム》がスタートした。
同プログラムは、次の3つの柱で構成されている。
1、シッコやウンチの失敗・粗相は全て容認し禁止しない。
2、トイレ作法を教えたり強要したりする訓練は全面禁止。
3、その上で、トイレサークル内で用を足す体験だけ課す。
【100秒ルール】
さて、トイレサークル内で用を足す体験のさせ方だが、そのポイントは次の3つ。
1、寝起きと食後とにトイレサークルに抱いて入れる。
2、トイレサークルに入れている時間は100秒以内。
3、トイレの前兆が確認された仔犬だけ用を足させる。
《寝起きと食後とに仔犬をトイレサークルに入れて用を足させる》
これが《トイレ作法習得プログラム》の全容だ。
大事なことは、100秒を越えて仔犬を閉じ込めないことである。3分を越えて閉じ込めたりするのは、仔犬にとっては拷問に等しい。第一、仔犬が用を足すかどうかを判断するには、30秒もあれば十分だ。100を数え終わるまでに周回しない仔犬を閉じ込め置くのは無駄の無駄。彼らが数分以内に用を足すことはない。複数回グルグルした子は、間違いなく用を足す。以上が、「100秒ルールを掲げても問題はない!」という理由だ。
なお、この100秒ルールは、仔犬に用を足させる側の精神的ストレスの軽減にも寄与する。
>なぜ、いつまでも用を足さないのか?
などとヤキモキすることからも解放される。《100秒だけの取り組み》ってところが《トイレ作法習得プログラム》のキモである。
【5週齢の仔犬の特徴】
「果たして、『グッド!グッド!』と褒めもせず、失敗・粗相を容認する僅か100秒だけの取り組みで、僅か5週齢の幼き仔犬がトイレ作法を覚えるのだろうか?」-そういう疑問は、至極当然のことである。
>仔犬は、3日という短期間でトイレ作法を習得する。
>一日に最低3回だけ成功体験を積めば十二分である。
>その間の失敗・粗相はトイレ作法の習得を妨げない。
信じがたいことだが、これが5週齢の仔犬の特徴なのである。そして、その特徴を出現せしめている要因は、次の二つと思われる。
要因1、仔犬ゆえの高い防衛本能の存在。
要因2、作法を受け入れる受容性の高さ。
仔犬たちは、産箱内で粗相・失禁したことはない。必ず、自分の巣である産箱から出て用を足してきた。これは、糞尿の臭いを手掛かりに襲い来る外敵から兄弟姉妹を守る防衛本能を働き以外の何ものでもない。「5週齢の仔犬は、まだ、持って生まれた防衛本能が衰えていない!」と考えれば、《僅か5週齢の幼き仔犬が容易にトイレ作法を覚える》ことも頷ける。加えて、「『5週齢の仔犬ゆえの受容性の高さ』が、少ない体験でを通じて学習・習得することを可能にしている!」とも考えられる。「鉄は熱いうちに打て!」とは、正に、このことであろう。
【トイレ作法習得プログラムの中間報告】
取組み2日目:黄緑ちゃん、自分でトイレに直行して用を足す。(2回)
:どの子か不明だが、2頭がトイレに直行し用を足す。
取組み3日目:黄緑ちゃん、自分でトイレに直行して用を足す。
:パープルちゃんも、自分でトイレに直行して用を足す。
な、なーんと黄緑ちゃんは、(僅か一日の体験で)自分の意志でトイレサークルに直行してウンチすることを2日連続で達成した。その他の2頭も、(5回の体験で)寝起きに自主的・自発的にトイレサークルでウンチをした。この3日間の実績を考えれば、全員が《自分でトイレに直行して用を足すステージ》に立つのは時間の問題と断言できる。
取組み3日目を迎えて《5頭全てが用を足したい時はトイレに駆け込むようになった!》と、状況が変化してきました。結果、《突然の駆け込みに対応するためにはサークルは常時オープンしておくが𠮷》ということになった。
取組み3日目の後半からは、《トイレサークルに入れて100秒》はしたりしなかったり。食事の後には遊び広場にフリーで放置することが多くなった。その上で、《駆け込み失敗の発生を防ぐ!》ことが取組みの重点になっている。
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