2015/09/19にNHKで放送された「地球ドラマチック:イヌ その秘められた力」は、私ら夫婦にとっては実に興味深いものだった。番組では、一頭のラブラドール・レトリーバー(メス)が盲導犬になるまでの日々を紹介していた。
01、誕生 (視力や聴力が未発達な段階)
02、生後2週(目覚める視覚、聴覚、嗅覚)
03、目指せ盲導犬!生後4週(家の中を探索開始)
04、目指せ盲導犬!生後5週(母親から離れて独り立ちへ)
05、目指せ盲導犬!適正検査(稟性が試される生後7週目)
06、目指せ盲導犬!生後9週(PWと絆を結ぶ段階)
07、目指せ盲導犬!生後3ヶ月 (簡単な指令の学習開始)
08、目指せ盲導犬!生後9ヶ月 (家族との関係を更に深く)
09、目指せ盲導犬!生後1年(本格的な訓練の開始)
10、盲導犬誕生!次の世代へ(1歳6ヶ月)
イギリスでは、生後7週目に盲導犬としての適正(稟性)を判断する。
テスト1、聞きなれない少し怖い音にも落ち着いて対応できるか?
テスト2、玩具遊びの最中でも呼んだらちゃんと戻ってくるのか?
>合格です。
>文句なしだ。
彼女の対応と反応は完璧だった。全てにおいて試験官を満足させた。その後、彼女は「栴檀は双葉より芳し」を身をもって証明した。
番組では、彼女の他にも牧羊犬、救助犬、介助犬、飼い主のガンを早期に発見した犬達の驚異に満ちたエピソードを紹介していた。
>この子は、子羊の出産時期にはミルクの容器を運びます。
>親のいない子羊にはボトルを口で咥えてミルクを飲ませます。
>自分で勝手に覚えたんです。
>私は、(交通事故にあって)車椅子から投げ出され意識を失ってしまいました。
>エンダルは、私が息が出来るように横にしてくれました。
>そして、車椅子の下から引っ張り出した毛布を掛けてくれました。
>その後、足を引きずりながら近くのホテルまで助けを呼びに行ったのです。
>そのエンダルが、最後に教えてくれたのは「(別れの)悲しみ」でした。
>I
need you.
「私は、君を必要としている。」-この一言を聞くために。「私は、今、必要とされている。」を体感するために。働く犬達は自らの意思で本能を超えていく。
デイジー号が本能を超えて活躍する仔犬達の母と呼ばれる。それは、夢かも知れない。しかし、そんな日がくれば、どんなに嬉しいことだろう。
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