>ウギャーッ!
>何か白い虫がーーーーーっ!
>ウンチにいっぱい!
>し、しかも、立ち上がって私を見ているーっ!
黒ネコ’フクちゃん’のウンチタイムは決まっている。私らがリビングに降りていくと間髪を入れずに朝のウンチ。夜は、そろそろ就寝という時間を見計らって二度目。我が家に妻の「ウギャーッ!」が響き渡ったのは昨夜の二度目のことである。
【瓜実条虫】
ノミから感染するサナダ虫の仲間です。節が連なったような形態をしていて、頭は小さく、腸にくっついて次々と新しい節が出来ていきます。末端の成熟した節にはたくさんの卵が詰まっています。卵入りの1cmくらいの白い節がちぎれて便に混ざって出てきます。(「ペットクリニック・ドットコムのHPより)
妻を叫ばせた犯人は瓜実条虫というサナダ虫の一種だった。
>お薬にしますか?それとも、お注射にしますか?
>お注射を!
ということで、黒ネコ’フクちゃん’はお尻にプスリとされた。
動物病院には朝から犬や猫の患者がいっぱい。待ち時間があったので待合室にあった「猫の気も知らないで」という本を広げてみた。著者は、ブルース・フォーゲル(Bruce Fogle,1944年2月17日 - )。カナダ出身の獣医師で「聴導犬に関したヒアリング・ドッグス・フォー・デフ・ピープルという名の慈善団体の設立者の一人」(ウィキペディア)でもある。
冒頭のエッセイは、猫の鳴き声がテーマ。そこには、「猫の鳴き声は、どの母音に力が込められているのかで解読できる」と。
ニャオー!・・・<オ>は、餌をちょうだい!
ニイャオ!・・・<イ>は、トイレが汚れているよー!
ニャアォ!・・・<ア>は、ねー、抱っこしてー!
ところで、お尻をプスリとされたフクちゃんは、
フニャアアー!
と鳴いた。な、なんばするとね!という意味だ。